「生活習慣病?自分には関係ないだろう」、そう思っていませんか?生活習慣病の低年齢化や医療費の高騰(医療費の3割を生活習慣病が占めているそうです)が叫ばれている中、健康的に過ごした場合の時間・金銭・精神的なメリットは思いのほか大きいものです。
この記事で自分の日々の過ごし方の中に潜む生活習慣病のリスクを知り、将来の自分が豊かに過ごせるように早めに予防をしていきましょう。
生活習慣病とは?
生活習慣病の定義は「食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒等の生活習慣がその発症や進行に関与する疾患群」となっています。つまり、
生活習慣病と一口に言っても、以下のように様々な種類があります。
生活習慣病に含まれる代表的な病気
- 高血圧症
- 糖尿病
- 脂質異常症
- 動脈硬化症
- メタボリックシンドローム(肥満)
- 脳血管障害
- 高尿酸血症
- 脂肪肝
- COPD(慢性閉塞性肺疾患)
各疾患については別でご紹介することにして、ここでは生活習慣病全般の概要をご説明します。
自覚症状もないのに何が悪いの?
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食べ過ぎや飲み過ぎ、夜更かしやタバコなど・・・、こういったことは健康には良くない、というのはよく知られていることでしょう。しかし、「今は体に痛みや違和感もないし大丈夫でしょ!」と思ってそのままの習慣で過ごしている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
内臓脂肪を例に挙げてみましょう。食べすぎにより蓄積した内臓脂肪はアディポネクチンという体に良い働きをするホルモンを減少させてしまい、動脈硬化や糖尿病以外にも様々な種類の疾患を気づかないうちに誘発させることが知られています。ベルトがきつい、またはウエスト周りが気になるなという方は要注意です。
生活習慣病を予防するためには?
注意すべき生活スタイル3大要因
生活習慣病は、食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒などが発症の要因となる病気です。中でも特に注意したい、ついついやってしまいがちですが様々な疾患の原因になりうるものをご紹介します。
食べすぎ
「美味しい」と感じるものには糖分・塩分・脂肪が含まれています。こういったものを取りすぎると内臓脂肪が増加し、
![内臓脂肪面積とは?メタボとの関連や内臓脂肪の落とし方について解説](https://storage.googleapis.com/djangostorage2021/images/DB88_onakamawari15154229_TP_V.width-200.format-webp.webp?X-Goog-Algorithm=GOOG4-RSA-SHA256&X-Goog-Credential=djangostorage%40sapp-bcd63.iam.gserviceaccount.com%2F20240727%2Fauto%2Fstorage%2Fgoog4_request&X-Goog-Date=20240727T094510Z&X-Goog-Expires=86400&X-Goog-SignedHeaders=host&X-Goog-Signature=724376ade3f136880bf4d14ac0e09f659e5ba57fc4c58cab5d933e0efaafff1a627defa821685bee6d56925129e7c6a400906f6f3668c13769917b18ce1dc415e990af32dd6492e1fbf189bd2de5c395095c6dd652589b4dc9b68164d4b0fb57c29a5f65708ee796a755a6771ada431d28e643ff89855e481f47b27a12c04e6f352fe3f62adb428b896d4c71821d5267c2b2444c2c13f7b1c8897057d896a8f283a2993fcc84cb8160b7f68a0d74ad4ea1dea0dddaed736d02734300dab4a7ed7ecb47fb2b7b49f70180875d5443ff884532fee213f4812ad07ec104fbf7f5e4639f4dc8514d61d4cc3329a7074e5eeade739bdd77a2dc55966a2d1223755178)
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飲酒
仕事でくたくた、緊張が取れない、そういった時の少しの晩酌は心身の疲労をほぐすためにも有効でしょう。しかし
生活リズムの乱れ
意識的に運動を取り入れよう
また、上にあげた行動を控えるとともに、日常的に運動をすることも生活習慣病の予防には大事です。しかし、運動をするというと、「ちょっとハードルが高いなぁ・・・」と感じてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな方は、一駅分歩く、エレベーターではなく階段を利用するなど、
また、テレワークをしている方は通勤のために歩くということが少なくなるため、結果的に運動不足になりがちです。以下のような自宅で使えるグッズを使い、運動不足を解消するのもおすすめです。
バランスボール
バランスボールを使うことで、気軽に体感のエクササイズができます。椅子代わりに使えば無意識にバランスをとろうとするので、デスクワークやテレビ鑑賞などの日常の生活の中で無理なく取り入れることができます。使い方次第ではより本格的なエクササイズもできますよ。
腹筋ローラー
手軽に自宅でも筋トレをするなら、腹筋ローラーもおすすめです。腹筋だけでなく、意外と全身の筋肉も使うので、少しの時間でも効率的なエクササイズができます。
まとめ
生活習慣病をあなどらずに正しく向き合うことは結果として健康寿命(=健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間)を延ばしてくれます。そのための病気の予防は医者を含めた自分以外の他人には決してできないことです。
監修者からのコメント
内科医
自覚もないのに健康寿命を縮めてしまう万病のもとが生活習慣病です。その意味では、最も恐るべき病気のひとつとも言えるのではないでしょうか。生活習慣病を若いうちから抱えてしまうほど、将来的な慢性疾患のリスクが高くなります。まずは血圧、体重、ウエストなどの目に見える数値を参考に自身の健康管理をしてみることをお勧めします。健康が一番の財産です。家族のためにも自分のためにも、声なき体の声を聞いてみてはいかがでしょうか。