体調の変化は些細なことから始まりますが、普段から気をつけていないといつ生じるかわからないものです。だからこそ大事なのは日頃からのセルフケアです。
今回は1分あれば出来る手軽なセルフケア方法として、人体のツボから効果的なものをランキングでご紹介していきます。
ツボ押しは世界標準の治療法
ツボのことを詳しく知らない人向けに、簡単に解説させてもらいます。
ツボは正式には「経穴(けいけつ)」と呼び、人間の体の中にある気の流れ「経絡(けいらく)」に点在するものです。
ツボについてはWHO(世界保健機関)からも治療法としての効果が認定されており、わかっているだけで
そしてツボを押すことで人体の「気の流れ」を正常化し、
ストレスによる自律神経の乱れに効果的
自律神経とは、体のバランスを保っている神経のことで、交感神経と副交感神経の2つで成り立ちます。
交感神経は体の活発な動きを促し、副交感神経は体を休ませるために働きます。
常にバランスを保とうとするこの2つの神経ですが、
身体的な症状としては、疲れやすさ、体のだるさ、動悸、めまい、頭痛、ほてり、食欲不振などに繋がり、精神的な症状では不眠、イライラ、気持ちの落ち込み、不安感といった不調に繋がります。
自律神経の乱れはストレスや不規則な生活リズム、環境の変化などが原因です。
ツボ押しは気の流れを改善することで、血流を改善、筋肉の緊張を緩めて、自律神経の乱れを整える効果があるという研究結果が出ています。
ツボ押しはいつでもできる
ツボ押しを進める理由は手軽さです。
理想的なタイミングは風呂上がりやリラックスした時とされていますが、仕事中や休憩時間に1分あればできるため、好きな時にセルフケアとして取り入れられるのです。
ツボ押しの方法は
これを1日2~3回行うだけで自律神経の調整ができるので、セルフケアとして習慣化していきましょう。
ツボ押しのメリットは「自分で」「好きな時間と場所で」「1分」でできることにあります。
セルフケアに効果的なツボTOP5
時間のある時にすぐ押せて、セルフケアに取り入れやすいツボを5箇所紹介します。
百会(ひゃくえ)
百会は両耳同士を結んだ線と眉間の中央から後頭部に向かう線を描き2つが交わる点、ちょうど頭頂部の少しへこみのあるあたりです。
つむじの近くにある百会は、全身の気が集まる場所とされ、自律神経を整えて
労宮(ろうきゅう)
労宮は手のひらの真中付近、拳を握った時に中指の先が当たる場所にあります。
痛いほど押す必要はないですが、少し強めに押すと気持ちが落ち着くので、イライラや緊張状態の時に押すと効果的です。
ストレスでのイライラ、疲れが溜まってきた時に労宮を押すと、身体・精神の緊張をほぐすのでおすすめです。
合谷(ごうこく)
手の甲側の、親指と人差し指の骨が枝分かれした部分から、人差し指側に向かって押していくと、痛みを感じるくぼみがあります。
そこが合谷というツボで、
合谷を刺激すると脳内にエンドルフィンが分泌され、
デスクワークのよる肩こりや頭痛にお悩みの方には、特におすすめしたいツボです。
足三里(あしさんり)
膝の皿の下にあるくぼみに人差し指から小指まで指4本を横向きに当て、ちょうど小指の
先が当たる部分が足三里です。
「奥の細道」で有名な俳人の松尾芭蕉も、旅の中でよく押していたことで有名なツボです。
デスクワークによる足の冷えやむくみ、夏バテによる食欲不振にお困りの方におすすめのつぼです。
湧泉(ゆうせん)
湧泉は足の指を5本曲げた時にできる、足の裏のくぼみの中央部分のツボです。
湧泉という名前の通り、活力を与えるツボで、
健康サンダルやゴルフボールを足の裏で踏んで刺激するだけでも、効果があるのでデスクワークでも気にせず行えます。
まとめ
ツボ押しはツボの場所さえ知っていれば、いつでも誰でもできるセルフケアです。
お悩みの症状がある方もない方でも改善、予防のために行うと効果が実感できます。
薬のように即効性は強くないですが、日常に取り入れられるセルフケアとしてツボ押しを取り入れてみてくださいね。
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監修者からのコメント
内科医
「ツボ」や、ツボとツボをつなぐ「経絡」は古くから経験的に効果が知られており、鍼灸(はりきゅう)などにも生かされています。ある程度のコツを掴めば自分でツボ押しをすることで治療効果が得られます。押したときに重く響くような感覚があればその場所はツボで良いでしょう。もし自分では届かない場所がある、または専門的に治療をしてもらいたい!と思ったら鍼灸の治療院を頼ってみるのもよいでしょう。