【薬剤師が徹底解説】ニキビ市販薬と処方薬の違い

【薬剤師が徹底解説】ニキビ市販薬と処方薬の違い

誰もが一度は悩んだことがある「ニキビ」、一口に「ニキビ」といっても原因、種類があることをご存じでしょうか?原因、種類を知ることによって、使うお薬も変わってきます。

お薬には、ドラックストアなどで医師の診察なしで購入できる「市販薬」と、病院を受診し医師の診察がないと使えない「処方薬」があります。

どのような違いがあるのでしょうか?「病院を受診するほどでも・・・」と思っていると、更に悪化してしまう可能性もあります。

今日は「ニキビ市販薬と処方薬の違い」について解説していきます。

原因、種類によって使うニキビ薬は変わってくる?

一口にニキビと言ってもニキビの原因、種類は様々です。

ニキビの原因は皮脂の毛穴のつまり、ターンオーバーの乱れ、菌の繁殖です。皮脂の分泌に関しては性ホルモン、ストレスが大きく関わってくることもあります。性ホルモンによって皮脂の分泌が過剰になっている場合は、ホルモン剤などを使用することもあります。ターンオーバーの乱れは、ターンオーバーを促進するお薬を、菌の繁殖には抗菌薬を使用します。

ニキビの種類については、白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビ、黄ニキビがあります。それぞれ、ニキビの「状態」が異なるため使用するお薬も変わってきます。白ニキビ、黒ニキビは皮脂が毛穴につまっている状態です。ターンオーバーを促進するお薬を主に使用します。赤ニキビ、黄ニキビは細菌の繁殖、炎症もおこっているため抗菌薬や炎症を抑えてくれるお薬を主に使用していきます。

病院は「ニキビが悪化した時に受診すれば良い」は間違い!?

病院を受診する時はニキビが悪化した時だと思っていませんか?「白ニキビ」は自分でも気づかない場合もあります。早めに受診する事で、悪化を防ぎ、ニキビ跡も予防できます。処方薬には「白ニキビ」に対してのお薬もあるため、「悪化したら受診」と思わずに一度受診してみることをおすすめします。

ニキビの「処方薬」「市販薬」の大きな違いは結局なに?

処方薬、市販薬は成分が異なりますが、ターンオーバーを促進する、炎症を抑える、細菌の繁殖を抑えるなどといった効能は同じです。しかし、処方薬は医師の診察があるため、自分のニキビは今どのような状態なのか?をきちんと知ることができ、より適したお薬を選んでもらえます。また、外用薬だけでなく、経口の抗菌薬や、性ホルモンが大きく関与していると考えられる場合はホルモン剤ももらうことができます

市販薬については、手軽に購入することができ、病院に行く時間がない方はドラックストアなどにいる登録販売者、薬剤師に相談し使用してみることもおすすめです。

ニキビで悩んでいる方は多いと思います。処方薬、市販薬を比較し、どちらが自分に合っているか考え、ニキビのない日々を目指しましょう!

参考文献

監修者からのコメント

内科医、医師免許取得

ニキビの原因は人によって様々ですので、塗り薬などの外用薬や内服薬で治療していく方法と同時に、体の内側から治していくアプローチも重要です。ストレスがあれば軽減し、化粧品が合わないようなら変えてみる、月経周期が関連していそうなら婦人科で相談するなどの方法があります。意外と見落としがちなのは食生活です。既製品やインスタント食品などに含まれる加工油脂や砂糖、糖質などを多く摂取したり、ファーストフードを食べる機会が多いとビタミンミネラルが不足することが原因として考えられます。お肌にとってプラスのことだけでなく、「マイナス要素を減らす」ことも考えてみてください。